書評三冊目 夢をかなえるゾウ(水野 敬也)
本の紹介文
「おい、起きろや」
聞きなれない声に目を覚ました僕は、眠気で重いまぶたをゆっくりと持ち上げた瞬間、眼球が飛び出るかと思うくらいの衝撃を受けた。
なんだこいつは!?
枕元にヘンなのがいる。象のように長い鼻。鼻の付け根からのぞく二本の白い牙。そしてぼってりとした大きな腹を四本ある腕の一つでさすっていた。
本がわかる8個のポイント(本より引用しながら)
・「そや、そのイチローくんや。ええか?イチローくんはな、他の選手が先に帰っても、ずっと残ってグラブみがいてんのや。彼はな、小学生のころからそうしてんのや・「神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない」言うてな。そういう仕事に対するまっすぐな姿勢があるから、メジャーでずっとトップ取れてるんやで」
・「ええか?ベーコンと年収、これには密接な関係があるんやで」
・「トイレを掃除するちゅううことはな。一番汚いところを掃除するっちゅうことや。そんなもんだれもやりたくないやろ。けどな、人がやりたがらんことをやるからこそ、それが一番喜ばれるんや。」
・「イギリスが不況だったころ、ケインズくんが報道記者にこうたずねられたんや。『長期的に見て、イギリスの経済は一体どうなるのでしょうか?』するとケインズくんは答えたわ。「みんな死にますわ」。これで報道陣もドカーン!や」
・「世の中のほとんどの人間はなあ、『反応』して生きてんねや」
「「反応』ですか?」
「そうや。自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に『反応』しとるだけなんや。親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司から『これやっとけ』言われるからそれをやって、とにかく反応して、反応して、反応し続けて一生終えるんや。そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて計画立てて、その計画通りになるように自分から世界に働きかけていくんや。分かるか」
・「何かを手に入れるには、相応の代償を払う必要がある」
・「テレビのコンセント抜いたら、テレビ見たくなっても、一度立ち止まるやろ。そしたら
今までよりテレビ見んようになる可能性は、ほんの少しだけやけど、高くなるやろ。もっと言えば、テレビ捨ててしもたら見られへんようになるわな。だって無いんやもん。見ようがないやん。いや、ワシはテレビ捨てなあかん言うてるわけやないで。テレビを見るとか見いひんとか、そんな細かい話をしとるんやない。ええか? ワシが言いたいのはな、自分がこうするて決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ないような環境を作らなあかんいうことや。ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくるんやで」
そしてガネーシャは鋭い視線を僕に向けた。
「覚えとき。それが、『変わる』ってことやねんで」
・「あ、それと⋯⋯この部屋には全身鏡がおまへんですやろ?全身鏡を入り口において、家を出る前に必ずチェックするようにしはったらいかがですか。やれトイレ掃除や、やれ靴みがきゃ言うてきましたけど、自分自身を清潔に保つことも大事です。意識や内面を変えることは難しゅうおます。そやけども外見は変えられるんです」
3つの実践ポイント
・靴をみがく
・コンビニでお釣りを募金する
・会った人を笑わせる
ひとことまとめ
私が読書・書評を行うきっかけの一つになった本です。何か人生・生活を変えたいと思われる方におすすめです。
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