書評二冊目 あやうく一生懸命生きるところだった(ハ・ワン)
本の紹介文
あと10分我慢して登れば山頂だと言われて
ひぃひぃ頑張ったのに
10分たっても山頂は現れなかった。
もう少しだよ、本当にここから後10分だから・・・・・。
その言葉にダマされながら
40年も山を登り続けてきた。
ここまで登ってきたついでに
もう少し登ってみることもできる。
必死に登り続ければ
何か見えてくるかもしれない。
でも、もう疲れた。
気力も体力も底をついた
チクショウ、もう限界だ。
本がわかる8個のポイント(本より引用しながら)
努力したって、必ず報われるわけではない
ほんの少し顔を上げて周囲を見渡すだけで、ほかの選択肢がいろいろとあると気づくのに、執着してしまうと周りが見えなくなる。
たった一つ、この道だけが唯一の道だと信じた瞬間、悲劇が始まるのだ。
賢明な人生を生きるうえでは、あきらめる技術も必要だ
時間は何かをしてこそ意味があるわけではない。
時には、何もしない時間こそ大きな意味がある。
人を苦しめるのはいつも人だ。
みんなが良いというものが、はたして自分にとっても良いものなのだろうか?
目的のない、優雅なムダ足を楽しもう。
楽しみとはそんな時に訪れるものかもしれない。
やりたいことが何なのかわからない?
でも大丈夫。無理やりさがそうとしなくていい。
いつの日か、向こうからやってくるから。
人はそれぞれ、その人なりの速度を持っている。
自分の速度を捨てて他人と合わせようとするから、つらくなるのだ。
3つの実践ポイント
・人生の全てをコントロールしようとしてはいけない。
・人間関係の疲れを「ひとりの時間」で癒す
・下着を数枚買いに行く(見えない部分。内面を見直すため)
ひとことまとめ
・作者の「だらだら」とした生活を覗き見するような雰囲気で、気持ちがラクになる一冊でした。
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